文藝春秋の松井清人社長インタビュー。ダ・ウィンチニュース、やるなあ。しかし…… “たとえば、荒川区の図書館が公表した平成27年度のデータによると、一般書の蔵書数が527,219冊でこのうち文庫が94,503冊、つまり蔵書数の比率は18%近くが文庫です。しかし、貸し出されている比率は25.6%で、4冊のうち1冊は文庫本を貸し出している状況です。” 数字を挙げてきたのは良いこと。でも、この数字って他の出版社の「文庫ファースト」な本も含まれてますよね。文藝春秋みたいに単行本を出してから数年後に文庫を出すというケースに限った、単行本と文庫の比率をまず調べましょうよ。 “(文芸誌)で掲載した作品の中から、だいたい毎月20冊近くの単行本を出してますが、そのうち黒字になるのは2割から3割なんですよ。” 単行本時点でのヒット率の低さに驚き。出版社によってこのあたりの設計ってぜんぜん違う。黒字率8割ってところもある。どんだけ数打ちゃ当たる戦略なんだという感じが。文芸だとそうなっちゃうのか。 https://ddnavi.com/interview/409189/a/